2017年春は天候に恵まれ、試運転3日間は晴れであった。久しぶりに復路の第1橋梁は日が差して、新緑の映えるいい写真が撮れた。また要所要所で煙もいい感じで出していただき、感謝したい
秋の運転は無くなり、春の新緑シーズンに走るこの列車。2017年も試運転列車を狙って出かけた。会津川口から只見までの災害復旧区間の再開計画も発表され、これからが楽しみになるところであるが、肝心のC11325が真岡鐡道から東武鉄道に貸し出され、この先の状況が読めないのが残念だ。ぜひともこの日本最高の風景を走る路線にSLを残してほしい
2016年春の只見線。昨年まで続いた秋の運転が終わり、新緑の季節の運転となった。秋は天候も不安定なうえ落ち葉による空転で運転に支障が出るために時期をずらしたとも聞いた
試運転日程をネットで収集して、3日間有給休暇を取って出かけた。沿線は毎度のことでたくさん撮影者がいて、有名撮影地は人が集中するようになってきた。何度来てもこの日本の美を体感できるこの沿線風景は飽きることがない
紅葉の只見線。沿線の紅葉が進みこの時期に合わせてSLが運転される。この沿線はまさに日本の美であり、紅葉により華やかな色に染まり美しさをさらに増す
3日間続く試運転の中日が雨となった。冷たい雨の中をバイクで走るのはつらかったが、雨に濡れた紅葉もしっとりとした美しさを醸し出す
秋の紅葉列車の運行を例年より1週間ずらし、紅葉のピークに合わせようとしたようである。会津盆地の朝は霧から始まり、第一橋梁に至っては快晴の素晴らしい天気になった。紅葉の美しさを見ていただきたい
この年の沿線紅葉は素晴らしく、久しぶりに第三橋梁を正面から見下ろせる、撮影ポイントに出かけた。昼過ぎからは雲が出て日差しは無くなったが、山の紅葉はきれいだった
2011年の豪雨による沿線被害から会津川口までの区間であるが見事復活を果たし、再び美しい風景の中を蒸気機関車が走ることは非常に素晴らしいことだと思う、関係の皆様に感謝したい
撮影の終了後、会津川口より先を見に行った。只見川増水による被害は思ったより大きく、第5橋梁、第6橋梁、第7橋梁がすべて流されており水の力のすごさを知らされた
2009年秋の只見線。関西転勤が目前に控え、最後の只見線になるかも知れないとの思いがあった。紅葉はこの年が一番きれいであったと思う
試運転は通常3日間実施されるが、仕事の関係上2日だけとなった。会津川口から先の第7橋梁の紅葉は美しく、チャンスがあればもう一度写真を撮りたいポイントだ
2001年から運転が始まった只見線だが、2002年に行かなかっただけで毎年この沿線に訪れている。運転日は春、初夏、秋の3回で季節の変化を楽しめる
試運転撮影のため平日に現地を訪れている。最後には朝の通学する学生を乗せた気動車が会津坂下駅で見せてくれる、日常の風景を切り取ってみた。また試運転中日には近所の幼稚園児を招待乗車させているのも素晴らしい取り組みだと思う
2008年の秋は試運転1日、本運転2日に出かけた。東京からの移動を考えるといったん帰ってまた出かけるのは効率が悪いが、手間をかけてでも行きたい路線である
本運転の前半は朝から磐越西線に入り、会津若松から只見線に入った。雨こそ降らなかったが曇り空のどんより寒い撮影となった。この日の写真はいいのがない
最終日も天気が悪く、会津若松からバイクで走りながら撮っていった。この日の狙いは会津水沼-早戸駅間 上大牧地区を対岸の山の上から撮ることで、下から見れば大体の場所が分かったが、山の上ではさっぱりわからず、かなり山の中をさまよった
この年で運転が無くなった夏の只見線。春や秋には見られない、沿線の美しい花が迎えてくれた。天気も良く只見川に映るSLの姿が素晴らしかった
この年までは年3回のSL運転が楽しめた。新緑のころから沿線のみどりは濃さを増し、生い茂った草の間を走る姿を追った。撮影後に一度行ってみたかった大内宿に寄り、街道時代の会津の宿場を楽しんだ
2008年の只見線は新緑の5月から始まる。雪に閉ざされた沿線の山々は新緑に包まれ、桐の花が咲く。山の上から撮った会津盆地の水田の中を走るSLの姿は感動であった
翌日は第3橋梁を正面から撮れる場所に行ってみたが、残念ながら煙が出なかった。会津坂下の駅では今ではほとんど見ることができなくなった、単線区間の衝突防止システムである、タブレット交換を狙った
2001年から始まった、只見線SL運転。2007年から本格的秋の運転が始まった。東北の秋は11月初めから始まり、只見線沿線は絶好の紅葉沿線となった
紅葉の美しいポイントを探して、バイクで走り回った。さすがにこの時期は寒いが、いい写真が撮れるとの期待が、先に進めさせた
7月になると5月とは打って変わって暑い沿線。6年も通っていると道もよくわかるようになり、バイクで走りながら気に入ったところで写真を撮る形で移動していく
後半は日常の風景を意識して、SLを見送る地元の家族、生活感のある風景や、会津坂下で昔懐かしいタブレット交換のシーンを写真に収めた
雨上がりの只見線。雨の中の撮影ほどつらいものはないので、助かった。5月の初めは寒い日もあるが、今回がまさにその状態で、気温が10度を切る寒さの中で写真を撮った
寒さのおかげで普段はさっぱり煙のないSLであるが、蒸気による白い美しい煙が新緑の沿線に浮かび上がり、感動の景色となった
沿線は紅葉こそ始まっていないが、ススキの穂がさわやかな風に流される中を、走り抜ける
会津の10月は稲刈りの季節。会津川口から先は田んぼの風景が広がり、山間部を抜けてきたSLは田園風景の中を走る
2006年は梅雨の雨の中をしっとり走るシーンと川霧にかすむ鉄橋シーンを撮りたいと思ったが、残念ながらいい天気。撮影は往路のみにして、後半は磐越西線の撮影に回っている
2005年は夏休みも終盤となる暑い日に出かけた。午前中は天気も良く暑い中で写真を撮り、いい感じであったが、午後から天気が急変。第1橋梁で写真を撮ろうとSLを待っていると、川霧がどんどん増えてきて、それまで風もなかったのがSL通過1分前に川を渡る風が川霧を鉄橋の上まで押し上げてしまい、全く見えなくなり、汽笛とブラストの音だけがファインダーの中を走った
2004年は天気にも恵まれ、新緑も深まりつつある沿線を走るSLを追った。行くたびごとに沿線で知り合った撮影仲間から、新しい撮影ポイントを教えてもらい、結構いろんなところで写真を撮っている
2002年は2月に運転があったが、雪の状況が分からず見逃してしまった。その後雪の時期の運転はなくなってしまい、悔しい思いをした。2003年は徐々に撮影ポイントも増えてきて、只見線らしい風景を撮れるようになってきた。沿線のほとんどで煙が出ていないのは寂しい
真岡鐡道の蒸気機関車を使用して、この年からJR東日本が只見線にSLを走らせた。現役時代には一度も行く機会がなく、写真で見た沿線の素晴らしい風景に一度は行ってみたいと思っていた。この願いが実現し、迷わず撮影に出かけることにした
沿線は夏が終わり、秋に向かう時期で只見川に沿う線路と、周りを埋め尽くす緑が素晴らしかった。この路線の特徴は只見川を何度もわたる鉄橋が、終点只見みで第1橋梁から第8橋梁まであり、バリエーションを楽しめる